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2024年12月04日
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ファイナルファンタジーIX [SLPS-02000~3]
2009年08月03日
Final Fantasy IX [SLPS-02000~3]
発売日:2000/07/07 (廉価版 2006/07/20)
発売元:スクウェア (廉価版はスクウェア・エニックス)
ジャンル:RPG
メモリーカード:1ブロック (最大15ブロック使用)
対応周辺機器:アナログコントローラー
【ゲームの概要】
説明は不要であろう人気RPGのシリーズ9作目にして、PS版の最後の作品です。「VI」 以降のシリーズの特徴であった機械を前面に出したSFっぽさは鳴りを潜め、シリーズ初期作品のような雰囲気に戻っています。
【シリーズ作品】
ファイナルファンタジーVII [SLPS-00700~2]
ファイナルファンタジーVII インターナショナル [SLPS-01057~60]
ファイナルファンタジーVIII [SLPS-01880~3]
ファイナルファンタジー [SLPS-03430]
ファイナルファンタジーII [SLPS-03502]
ファイナルファンタジーIV [SLPM-86028]
ファイナルファンタジーV [SLPM-86189]
ファイナルファンタジーVI [SLPM-86189]
【関連作品】
ファイナルファンタジータクティクス [SLPS-00770]
チョコボの不思議なダンジョン [SLPS-1234~5]
チョコボの不思議なダンジョン2 [SLPS-01771~2]
チョコボレーシング [SLPS-01951]
チョコボスタリオン [SLPS-02520]
【感想】
個人的には、「あ、FF終わったな」 感を強く感じた作品で、ここまでのシリーズ作品中ただ1つ、1度きりしか遊ばなかった作品です。1つ前に書いた 「ダービースタリオン99」 と同様、「今後、この路線に進むならもういいや」 と強く思った作品で、この2つソフトの存在がPS2を買わなかった大きな要因となりました。
いきなり文句ばかり書くのも何なので、先に当時を思い出して少し褒めておきます。
まず絵はキレイです。描き込まれた背景はもちろん、そこを動くキャラクターは光源処理までされていて 「RPGでそこまでやるのか」 とちょっと感動しました。
ストーリーも悪くなかったと思います。ここまでのシリーズ作品中、(好みはともかく) 一番ちゃんとストーリーになっていたように思いました。ただし、それは、本当に一本道で自由度がほとんど無かったという事の裏返しでもあるので、手放しで褒めようとも思いません。
というか、あまりに一本道すぎて、ただひたすら目の前のイベントを追いかける事に終始し、内容はほとんど記憶に残ってません(笑) 覚えている事と言ったら 「黒魔導士の子が、少し可哀想な事になったような覚えが…」 とか、「え!? ひょっとして、もう終わりなの?」 と感じたくらい、盛り上がりを欠いたまま唐突にラストに突入した事くらいです。あとは、そうですね… 「霧が濃かったな~」 とか(笑)
褒めようと思ったのに、全然褒めてないな…。
前に別のゲームでも書きましたが、オイラは 「ゲームの肝はシステム」 と思っているので、システムが面白ければストーリーは別にどうでもいいんです。
それはRPGにおいても同じで、ストーリーは 「肌に合わないものでなければそれで良し」 くらいにしか思っていません。ストーリーを楽しみたいだけなら映画や小説で十分ですよ、と。
ですから、少々ストーリーが良いというだけでは高評価はしない人間なんです。悪しからず。
では、どこが気に入らなかったのかと言えば、その肝心のシステムなわけです。
初代FFこそ特別な特徴は持っていませんでしたが、それはシリーズ原点だから良いとして、「II」 以降は (それまでの寄せ集めだった 「VI」 は 「IX」 と同様、かなり微妙ですが) 何かしら特徴的なシステムを持っていたと思うのです。ですが 「IX」 には 「コレ」 というものがありません。「VI」 と同様の寄せ集めです。
ストーリー性を重視したのが本作の特徴だとも言えますし、FFの基本システム自体がすでに、シリーズを形作る大きな特徴なのだと考える事もできます。ところが本作では、その基本の1つであり戦闘の要である 「アクティブタイムバトル (ATB)」 にも違和感を感じたのです。感覚的なものなので上手く説明できないのですが、テンポがこれまでと大きく違うというか、スムーズさに欠けるというか、パラメータに関係なくただ順番が回ってきてコマンドを先行入力しているだけというか…。前作まではその名の通り、もっと 「アクティブ」 なものだったと思うのですが、モーションが長すぎるのが原因なのか、それともPSの処理速度の問題なのか、とにかく本作のATBは何か変です。
とまぁ、システムに何ら特徴を感じないばかりか、基本システムにすら微妙な違和感を感じた作品が、某ゲーム雑誌ではベタ褒めで38点という高評価されたのを見て、「こういうゲームが高く評価される時代なら、もうこれ以上新しいゲームにはついていけそうにない」 という気持ちを強くしたわけです。
この作品を遊ぶ前までは、すでに登場が噂されていた次世代機PS2を買う気満々だったのですが、そんな気持ちはどこかへ行ってしまいました。その気持ちは現在も心のどこかで継続しています (だからこそ新機種に目を向けず、いまだにPS世代のゲームで遊んでるわけですが)。
オイラにとっては、そのくらいガッカリさせられ、今なお影響を及ぼし続けている、そういう作品です。
【余談】
冷静に考えれば、この作品までは (世間ではあまり評価が高くないVIIIも含め) オイラの期待は大きく裏切られる事は無かったのですから、一度の裏切りでそれ以降を切ってしまったオイラもどうなのよ?とも思いますが(笑)、今にして思えば、たぶん、この頃はゲームそのものに飽きが来ていたのでしょうね。
発売からすでに9年が経過した今改めて遊べば、当時とは違った感想を持てるのかもしれません。と一応フォローも入れておきます(笑)
あ、あと、PS2を買わなかった最大の原因は、たった6年間で3台もPSが壊れた事です(笑)
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