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2024年11月21日
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ダービースタリオン (PS版) [SLPS-00777]

2009年08月01日
ダービースタリオン SLPS-00777 ダービースタリオン SLPS-00777 ダービースタリオン SLPS-00777

Derby Stallion [SLPS-00777]
発売日:1997/07/17
発売元:アスキー
開発元:パリティビット
ジャンル:競走馬育成シミュレーション
メモリーカード:5ブロック (最大15ブロック使用)


【ゲームの概要】
競馬ゲームの火付け役ともなった、大ヒット競走馬育成シミュレーションのシリーズ6作目 (家庭用機版のみ)で、PS版の第一弾です。これまでのシリーズ作品と同様、最新データが基本となっていますが、前作までに消えてしまった種馬や肌馬が何頭か復活するなど、この時点での総集編的な内容となっています。出荷本数は100万本を超え、シリーズ最高の販売本数を記録しました。


【基本的な流れと目的】
プレーヤーはオーナーブリーダー (馬主兼生産者) となり、競争馬を生産・育成・調教して大レース制覇を目指します。牝馬は牧場に戻して繁殖牝馬とする事が出来、そうして代を重ねる事でより強い馬を生産します。
ゲーム的には一応全GI制覇が目的となりますが、それを目指す必要はありません。ゲーム内の重賞レースの完全制覇でも、海外の大レース制覇でも、無敗の三冠馬でも、ひたすらダービーを目指しても、他のユーザーが生産した馬と戦わせる 「ブリーダーズカップ」 で一番を目指そうとも、逆に最も弱い馬を生産しようとも、何代まで血統が続くかひたすら挑戦しようとも、500万下を抜け出せない馬に愛情を注ごうとも、自分で生産せずにセリで買った馬だけ走らせても、馬なんて持たずに馬券だけ買い続けようとも、それらは全てユーザーの自由です。


【シリーズ作品】
ダービースタリオン (SS版) [T-2113G]
ダービースタリオン99 [SLPS-02299]


【関連作品】
チョコボスタリオン [SLPS-02520]

【感想】
おそらくPSで最も長時間遊んだゲームです。
この作品を語るには、まず、これまでのシリーズの遍歴を語らなければ始められない気もしますが、長くなりそうなので割愛します。

PS版第一弾という事でまず第一に心配したのは、CD-ROMの読み込み時間でしたが、最初のロードはともかくゲーム中の読み込みは非常に短く抑えられています。もちろんカートリッジよりは遅いですが個人的には許容範囲です。これはおそらく製作者のゲームテンポに対するこだわりと、努力によるものでしょう。拍手。

さて、本作では前作で不評だった 「非面白配合への能力の制限」 が無くなりました。これにより、理論上どんな血統からでも最強馬が誕生する可能性が生まれた事は、マイナー血統好きのオイラは非常にうれしかったですね。
まぁ実際には、インブリード効果を持つ血を血統中に詰め込めるだけ詰め込む、通称 「ニトロ」 と呼ばれる理論が発見された事で、やはり使える種牡馬は決まってしまいましたが…

そして、本作では新たに 「馬体重による瞬発力」 の概念が取り入れられました。これは 「体重の軽い馬ほど直線の加速に優れる」 というシステムで、これ自体はそう悪くないシステムだったと思うのですが、いかんせん、その効果があまりに強すぎました。
もちろん普通に遊んでいる分には、ほとんど気にする必要はありませんし、一応は 「体重が軽い馬は抜け出すのが早くても、終いバテやすい」 というデメリットもあります。ところが、他人や自分が生産した馬と戦わせる 「ブリーダーズカップ」 においては話が違ってきます。

雑誌で主催される誌上ブリーダーズカップでは、どれだけ能力が高くとも500Kg台では全く話にならず、450Kgを下回ってようやく、最終的には400Kgを切っているのが当然という所まで行ってしまいました。
前作 「96」 までは、雑誌の最強クラスの馬とも互角に戦える馬を生産できていたオイラでしたが、流石に本作では断念。馬体重まで考慮して生産なんてやってられませんって(笑)
このシステムはやはり不評だったらしく次回作 「99」 では廃止されました。

ただし、ゲーム内においては、例えば 「タイキブリザードのジリっぽい脚」 が表現されていたりと上手く働いていた気がします。ブリーダーズカップを考慮しなければシリーズ中でも良くバランスが取れていた一本だと思います。


【余談】
前作 「96」 では、パスワードやスーファミのサテラビューを利用して新種牡馬が追加されましたが、PS版はメディアがCD-ROMであるという点を活かし、1996年11月より1年間、月刊で 「ダビスタマガジン」 という雑誌が刊行され、その付録CD-ROMに収録される形で提供されました。

残念ながら (ゲームのシステム上) 新種牡馬はユーザーが自由に使う事はできず、2歳馬の父 (セリで購入) としての登場に留まりましたが、繁殖牝馬は自由に使えたため、これにより血統構築の幅が大きく広がりました。
これからやり込んでみようと思っている方、──いや、いないと思いますが(笑)── は古本屋等で探してみてはいかがでしょうか。

なお、「XEBRA/ARBEX」 など一部を除く、その他ほとんどのエミュレーターでは、優勝の口取り写真でフリーズしてしまいます。
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