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2024年11月23日
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オアシスロード [SLPS-01899]

2009年07月28日
オアシスロード SLPS-01899 オアシスロード SLPS-01899 オアシスロード SLPS-01899

Oasis Road [SLPS-01899]
発売日:1999/02/26
発売元:アイディアファクトリー
ジャンル:RPG
メモリーカード:1ブロック (最大5ブロック使用)
備考:ゲームアーカイブスで配信済み


【ゲームの概要】
寒冷化により砂漠化が進んだため、多くの都市は滅び、残った都市間の交流も途絶えた、破滅の一歩手前にある世界を舞台に、失われた交易や文明を復活させながら、世界地図作成の旅をするRPGです。
主人公は6つのパーティの中から1つを選び旅に出ます。パーティはそれぞれ独自の目的を持っており、世界地図を作りつつ、その目的も一緒に叶えていく事になります。


【基本的な流れと目的】
マップの探索、都市間の交易の復活、戦闘など、やるべき事は多いですが、最初の練習用マップで基本的な流れはだいたい理解できます。
特産品と都市間交易を全て復活させた後、「立て札」 で地図を確定させればステージクリアとなり、次の地域へ進みます。
世界が荒廃してしまった謎を解き明かし、全ての地域の地図を確定させればクリアとなります。

オアシスロード SLPS-01899 オアシスロード SLPS-01899オアシスロード SLPS-01899

【感想】
RPGと分類される本作ですが (パッケージ裏にも探検RPGと書いてあるしね)、長大なストーリーを期待すると肩透かしを食らいます。
プレイ時間はRPGとしては短めで、ランダム性を含むため1度のプレイでは世界の全容をつかむのも難しく、またパーティが6つ用意されている事から見ても、繰り返し遊ぶ事を前提としたゲームのようです。
個人的には、ややストーリー性の高い 「ネオアトラス」 という印象で、世界探検シミュレーションに (足かせ的に) RPG的な要素と、ストーリー性が加わっているゲームのように思えました。

ところが、6つのパーティどれを選んでも、(それぞれのパーティの目的の違いと、ランダム性からくる多少の差異はあるものの) 基本となる展開は全く一緒で、大きく違うのは各ステージ間やエンディング時に流れる会話くらい。
加えて、探検シミュレーションとして見た場合はあまりに作業的で、しかも奥深さにも欠けるため、正直、繰り返しプレイするにはとても辛い出来栄え。
結論としては、全体的に練り込み不足で、RPGとしてもシミュレーションとしても中途半端という印象のゲームです。

しかし!

なんと言うか、味わい深いんですわ。ゲーム中流れる音楽もとても素晴らしく、その音楽にピタリとマッチした世界観。極端に記号化されているにも関わらず、そこに生きている事を感じさせる人々。

オイラは、「ゲームの肝はシステム的な面白さ」 と考えていて、その点で言えばこのゲームは間違いなく落第点なのですが、ゲーム全体を包む 「雰囲気」 のようなものが、それらマイナス点を補ってなお余りある魅力となっています。その辺りに魅力を感じる方なら、高く評価できないものの、嫌いにはなれない、そういう一本になるのではないでしょうか?


とはいえ、やはり続けて何度も遊ぶのは辛いので、二度目は忘れた頃に遊ぶのが良いと思いますよ(笑)
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